北海道から始まる新蕎麦は冬にかけ本州を南下します。
当店ではその時々でよいと思う丸抜きを仕入れ、石臼で自家製粉しています。
「丸抜き」とは蕎麦の実(玄蕎麦)の黒くて堅い殻の部分を取り除いた、食用に適した部分の実で、黒皮を取り除いたことで中から現れる緑色の実が「丸抜き」です。
外皮を取り除くことでお蕎麦の強い香りはなくなりますが、蕎麦の持つ上質な甘味がでてきます。
その実を一日で打つ蕎麦の量だけ朝石臼を回し、粉にします。
挽きたての蕎麦粉で練るので、緑色の蕎麦になります。
荒々しい玄蕎麦とは違う、洗練された丸抜きの蕎麦を楽しんで下さい。